2009'11.24.Tue

深呼吸をすれば世界に溶けてしまえそうな朝。
ひんやり、水の粒子が冷たくて、
あたりはどこまでも静か。
消えゆくような波の音に、全部吸収されてしまったみたい。
ぼんやりと朝靄の揺らぎを見ていた。
いろんなことを疎かにしすぎている気がした。
何もしなくても朝が来て、そのうち日も暮れるけれど、
もっと丁寧に過ごすべきなんじゃないか。
今年は金木犀の香りにもすこししか触れなかった。
家に帰れば玄関横に枝を広げるそれは、
小さなころから秋のしあわせを教えてくれた。
戸を開けた瞬間の香りと、一面に散らばる橙色の絨毯。
なにより、すきだったのに。
なにしてんだろ、わたしは。
弥々、冬が来る。











